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美食倶楽部

えぷりノート

2020.4.14
Tue

【愛媛酒蔵紀行 十献目】雪雀酒造

えぷりノート

コロナウイルスの影響で飲食などのお店やホテル、交通機関など、ありとあらゆる所で影響が出ている昨今。県内はじめ蔵元さんもその例外ではありません。でも、今年も各蔵からおいしい新酒が出てきています!

そんな蔵元さんたちを応援したい!という思いから、今シーズンも始まりました。

今回は北条にある雪雀酒造さんです。

犬養毅が名付け親!「雪雀」のルーツ

凛とした印象を持つ「雪雀」という名前ですが、実は名付け親は、あの、日本を代表する政治家・犬養毅さん。

来松され蔵に来られた際に、「雪は昔から豊年の瑞兆、酒の清らかさにも通じる」とすすめられ、当時の「雀政宗」から「雪雀」になったそう。きっと犬養毅も唸らせた銘酒だったからこそ、言わずにはいられなかったのだろうなあ、とワクワクしながらお話をお伺いしました。

日夜研究を重ねた 二人三脚の酒づくり

今回ご案内して下さったのは、蔵人の塩見さん(写真左)。

杜氏の白石さん(右)とともに、雪雀酒造の酒づくりをほぼお二人でされているそう!そんなことができるのか、と思うのですが、お話の随所に「雪雀」のこだわりが感じられました。

【写真・左】

雪雀酒造さんのお酒の特徴は、愛媛では珍しい、淡麗・辛口な印象を持たせるキリっとした味わい。その秘密は「水」にあります。高縄山系の伏流水にあたる井戸水を使用されているのですが、これがなんと「中硬水」。ミネラル豊富な水が米や麹と相まってこの味を生み出しているのです。



【写真・右】

蔵の建物自体も非常に歴史を感じる佇まい。何でも、築150年近くというから驚きです!梁なども当時のままで、麹室で使っていた箱も使いこまれた杉製のもの。こういった所からも「雪雀」の味が決まってくるのだと思いました。



【写真・下】

取材時はちょうど、本醸造の醪(もろみ)の搾りの真っ最中!というわけでしぼりたてを試飲させていただきました。かすかに感じる発泡の感触と芳醇な香り、そしてしっかりとした味わい…。すっかり虜になりそうでした。

雪雀酒造・塩見さんが目指す酒は「最後に『あと一杯』と飲み続けられる」酒。飲み終わるのが惜しくなるような酒を求めて、県内外の蔵元さんのお酒も飲んで参考にされているんだそうです。そのため、事務所には他の銘柄のお酒もずらり。飲む人の「顔」まで意識した酒づくりには、職人としてのカッコよさを感じました。

おススメの一本 雀政宗 辛口

雪雀酒造といえばやはり「雪雀」で、純米大吟醸は「ワイングラスに合う酒2019」にも選ばれる本格派。ですが、昨年から「初心に帰って」ということで「雪雀」の前身である「雀政宗」が復活!昨シーズンは普通酒のみだったのですが、好評につき、今シーズンはこれから純米吟醸、本醸造酒も登場するそうです。

普段甘めを飲む方もこれを機に飲んでみてはいかがでしょうか?

最後は、建物の中にあった「実験室」と書かれた扉。昔からずっとあるそうで、ここにも脈々と受け継がれる「雪雀イズム」を感じました。他にもたくさんお話しして下さったのに、掲載しきれずで申し訳ないです…。

本当にありがとうございました!次回もお楽しみに。

雪雀酒造
[住所]愛媛県松山市柳原123[Google Mapで開く
[TEL]089-992-0025
[営業時間]9:00~17:00
[休]土・日曜、祝日
[URL]http://www.yukisuzume.com/
[備考]酒蔵見学可(お電話にてお問い合わせください)