関東風串焼 忠孝(ちゅうこう)
創業以来、継ぎ足したタレはお金では買えない財産やなぁ。
繁華街で46年 親子二代で愛される名店

松山では珍しい「関東風」を看板にする忠孝。開業は昭和40年、大将・三ツ井敏泰さんの父親が、横須賀にある串焼の名店に教えを乞い、のれん分けの形で味も店名も引き継いだ。献立は開業からほとんど変わっておらず、中でも子羊を秘伝のタレで付け焼きにした満州焼は、常連のほとんどが注文するというロングセラーだ。羊肉特有のクセがまったくなく、ほど良い歯ごたえとタレのバランスが絶妙の一品。「もともと関東の串焼は、その昔、物資のない時代に、豚の内臓を美味しく食べさせようという工夫から生まれたものという説があります。なので当時は比較的安価だった子羊も、定番なんです」と三ツ井さん。豚バラと玉ねぎのバラ、豚のほほ肉のツラも満州焼と並ぶ人気を誇っている。三ツ井さんは20年前、31歳の時から父親の店を手伝い始めた。皿洗いなど下働きから始めて、10年前に引退した父親の跡を継いで二代目になった。「若い時分は別の仕事をしていましたが、漠然といつかは忠孝を継ぐんだろうと考えていました。老舗を守ろうという大袈裟な気持ちではなく、知らず知らずに刷り込まれていたのかも」と笑う三ツ井さん。忠孝という店名にふさわしく、店を受け継いで行くことで親孝行を果たしたのであろうか。

かつて羊肉は中国からの輸入ものが多かった。「満州焼」の名はそこからきていると推測される。満州焼2本210円、生ビール480円

タレ焼きの鳥皮、塩焼きのバラ、ツラはいずれも2本で210円。他ではめったに味わえないツラの弾力のある食感はヤミツキになる
住/松山市一番町2-2-1 藤岡ビル2F
☎/089-945-9955
営/17:00〜24:00
休/日曜
P/無









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