吉井和哉
最高のメンバーと
最高の音が鳴らせたことに、
神に感謝だね

ーーーソロというよりもバンドのライブ音源をアルバムにしたようなロックな一枚ですね。
「もうね、『吉井和哉』っていうバンド名で、自分はボーカルの“高橋弦”ですみたいな(笑)。それくらいアメリカのプレイヤーも“吉井和哉”の楽曲を“吉井和哉”になりきってやってくれていると思いますよ。今回共通するのは全員がコンポーザーでもあり、マルチプレイヤーなんです。いわゆるスタジオミュージシャンではなくライブをメインでやっているような人達で、世代も僕より少し下で、自分のルーツの音をわかってくれるようなミュージシャンなんです。自分の作っている音楽をアメリカ人にもすんなり理解されて、自分の思う通りに演奏してくれたことがものすごい喜びだったんですよね」
ーーー母国語ではないので、スタッフやメンバーにも微妙なニュアンスなんかを伝えることに苦労することはないんですか?
「伝わらない人にはまったく伝わらないよね。でもソロとして5枚めのアルバムになるんだけど、それだけの期間をかけて探してきた人たちだし、ドラムのジョシュ・フリーズに関してはツアーにもついてきてくれた人だし。いやー本当にそういう人に巡り会えたことに、神に感謝ですよ」
ーーー先行シングルでもある『ビルマニア』は、吉井さんにとってもアルバムにとってもすごく意味のある一曲のように感じるのですが。
「そもそも発端はシングルカット用として作ったんです。車で夜の首都高を走っていた時に、暗闇に群れ潜むビル群を見ていたら、俺って小さい時から本当にビルが好きだなって思ったんですよね。なんかこう上京してくる時の絶対に夢をつかみたいなという気持ちは、40代になってもあるんだ、俺ってビルマニアだって(笑)。そしたらイントロのリフが頭の中に流れてきて、すーっとワンコーラスできて。ザ・イエローモンキーの時に多用していた装置があるんですけど(笑)、その装置はソロではあんまり使ってなかったんですよ。それを使ってみようかなってふと思ったんですよね。その装置は“吉井和哉”のものであって、そのスイッチを入れた瞬間に今回のアルバムが見えたんだと思います」
ーーーそれは意識的に封印していた部分があったんですか?


紹介したお店に行った感想はコチラから投稿できます。